頑張ろう服屋
ファッション業界にコラボはつきものですが、またまたすごいコラボが実現。
MONCLER×Greg Lauren
グレッグといえばラルフローレンの甥としても有名ですが、そのセンスはその一族さえも凌駕するほど。
というか個人的には世界トップクラスのデザイナーです。
デザインや製作はもちろんグレッグにまつわるそのすべてが、時代と逆行しているかのようで何よりも新しく、それでも原始的なハンドクラフトを貫く。
よく一周回ってどうなんていいますが、そんな感じですかね。
個人的に、こんなファッションの時代だからこそ最も活躍してほしいデザイナー。
答えを見ながらテストを解くような、ネットやSNSで出来上がったスタイルをそのまま再現するコーデや、入手困難なものを持ってたり買えた事で感度が高いとオシャレと称されるような風潮が若干行き過ぎてきてるような。
それもファッションであって、そういった部分が文化には必要でなのでまったく否定ではないんです。
実際自分も取り入れますし、とらえ方は個人の尺度につきます。
ただ自分は服屋です。
そういう風潮が続いて今後さらに強くなっていくほど、うちのような街の服屋さんは衰退の一途をたどると、ここ数年強く感じます。
そんな風潮を後押ししてるのも我々服屋なような気もするんですが。
アパレル業界にとっては良い流れも、うちのような服屋業界にはいつか服屋が必要と無くなる前触れな気がします。
様々な情報や流行りのブランドの情報から、アイテムのサイジング、コーデの組み方、もちろん買い物まですべてがネットやSNSで済んでしまう時代。
服屋さんってもっと、わざわざ街に出てでもあの店にいってなにかオシャレなもの探そうだとかオシャレな雰囲気味わおうだとか、あの店のオシャレでカッコ良い店員が着ていたあんなのが欲しいとか、デート前にファッションには自信のない人が信頼のおけるスタッフに相談にいったりだとか。
もっと役割があったはずなんですよね。
服屋としての存在価値の再構築。
今後の課題です。
実はここ半年、当店のFenomenoの新作すべてを店頭での対面販売限定に拘ってチャレンジしているのもそれなんですが、もっとカッコ良いものはカッコ良い、実店舗のショップやショップスタッフがもっともっと必要とされるような価値の出るムーブメントを起こしていかないと、ゆるやかに時代に飲まれていき服屋さんは居場所を失うような気がします。
いつのまにか本やCDは大きな書店やネットで買うように、薬も大きなドラッグストアで買うのが当たり前になっている陰で、町の本屋さんや薬局がひっそりとなくなっている。
なくなるわけないと思っていたものがどんどん少なくなっていきました。
頑張ろう服屋。
と、自分に言い聞かせる今日この頃です。
そしてお知らせです。
【アルバイト】
時給900円〜(試用期間1〜3ヶ月/800円)
交通費支給
オンラインショップ業務による歩合あり
【勤務時間】
11:45〜21:15の間で実働4〜6時間程度
【勤務日数】
週3日〜5日
勤務時間、勤務日数は相談可。
【業務内容】
オンラインショップ運営やPC業務を主とした、店舗業務全般。
※お店と今回募集の特性上、店頭販売業務はメインの業務ではなく販売業務の比重は軽い方かと思います。
【勤務地】
Anello アネッロ
札幌市中央区南2条東6丁目5
朝日プラザ一条橋 一階
【アクセス】
地下鉄東西線 バスセンター駅 9番出口徒歩3分
【お問い合わせ】
011-211-5031
担当 志村
興味のある方、まずはお気軽にお問い合わせください。
by anello2010
| 2017-03-08 19:41